好きな漫画が終わっちゃった。を思ってました。
漫画にしろアニメにしろ、最終回ってのは必ずやってくる。この世で終わらないものはサグラダファミリアの工事(100年以上やってるはず)だけだ。
というわけでぼく(※単行本派。本棚が足りない)の好きな漫画の最終巻が出てしまった。
こじらせ百鬼ドマイナー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
「こじらせ百鬼ドマイナー」5巻で完結。
これが今週あった中で2番目(※1番は遊戯王のライターイベントの準優勝。賞金で5巻買った)のビックニュースだ。
正直この漫画を読むまで四国にも関心はなく、実際に話が伝わっているヤツ系妖怪も気にしたことはない。
高校生のゆるっとした雰囲気の漫画も普段買わないし、もっと言えばラブコメを感じさせる要素も少ないかもしれない。
でも大好きになった。
なんでだろう?(※こう書いているがもう分かっています)
1.絵が好き。
すごいすき。タヌキはみんな可愛いし妖怪の特徴をキャラのデザインに生かしてる感じがすき。
何よりも笑顔がすごく印象に残っている。キラッキラしてるの。ステキ。
2.みんな良い人(※妖怪)
こう言っては失礼だが、ぬる~い。
みんなとっても仲良しかつキャラが噛み合っているのでいつまでも見ていたくなるような青春。
ぼくは少女漫画(※人に薦めるときは「たいようのいえ」って言ってる)もよく買うが、なんか違う。
さらに友情にスポットを当ててる感じがするのでワタシったらほんわかしちゃうワ(※11話の「オッパショ石」が特に可愛い)。
3.マイナー妖怪が素で面白い話が多い。
地方に残る民話とか伝説とかって面白いと思う。特に妖怪の話ではヘンテコな退治方法とかがあるのでウケる。
あと各話の間とかにある紹介を見てると詳しくなれた気がする。が多すぎて最終的には自分で調べ出す。
ちなみにカバー裏では四国の各県を紹介してます。香川県いきたい。
4.ただの紅坂光子のファン
2巻は特に何度も開いちゃう。もうただのファン。
とまぁ、とっても素敵な漫画だ。
読め。
とにかく、好きな漫画が終わる。
確かに残念至極であることには間違いない。ヤダと思うのはしょうがない。
ただ、ここで考えたのは「有終の美」的な感覚だ。
この「終わり」の描き方こそが漫画の評価に直結するんじゃないだろうか。
そう考えたぼくは最終巻を読んだあと、欠落感を押しのけてもう一度読んだ。
やっぱり苦しい気持ちもある。
が、この「大事件の後に更に強くなる絆」は最後にしか出せないかけがえのないものだった。
正直、渡海くんのピンチには心から焦ったもの。
だから受け入れなくてはならない。たぶん。
それにしても良い漫画だった。です。