「歯医者」を思ってました。
痛かった。
僕がさっきからトイレに籠るはめになっている腹痛の話ではなくて。
いつの間にかできてる膝のアザの話でもなくて。
今日の歯医者の話である。
根治治療みたいなヤツで通っている。平日の昼間も行けるって、イイネ!
私が今回の治療でお世話になっているのがその道50年の大ベテランらしい(真偽不明)が、そのおじいちゃんでも言うのだ。
「麻酔が効きづらいね」「えっ?ここ痛いの?」「あれ、血が出るのか」「顎から音が出るんだね」
と。
どうやら吾が輩の口腔内はちょっと変なようだ。顎関節症なるヤツもあるし。
再三言っていることだがワテとしても困ってるんやで。
というわけで毎度痛い目に遭っているのであるが、正直なところ痛みというのは大した問題ではないだろう。
中学時代から「アイツを泣かせたかったら体でなく心を責めろ」と言われていた(マジで言われた)俺である。痛いくらいではなんとも思わない。が、歯医者はやっぱり気乗りしないのも事実。
つまり、歯医者行きたくない問題はたぶん痛いから以上に嫌な事があるのだ。
もったいぶったが見当はつく。
歯医者というのは 怖い から行きたくないのだ。と、そりゃそんなに押したら誰だって痛いわと思いながら考える。
では何が怖いのかというと、たぶん「何をされてるのか把握できないから」だと、イスの上でアゴをガコガコならしながら思った。
そもそもむし歯の治療などのプロセスを把握している一般人がどれ程いるだろうか。
何度も通院しながらこんなに時間かかるのか?とかその蓋する前に入れてる薬って何の薬?とか考えない?と、うがいした後の水に入ってる卵の殻みたいなのを見ながら思う。
ていうかそれだよな。そのまち針?虫ピン?みたいなプラスチックの糸がついた針かなんかでゴリゴリしたりくるくる回したりするヤツ。それがなんなのか分かんないんだよな。
もちろん、適当に推理する位はできるが正解が分からない限り同じこと。
なまじっか口の中なだけに見えないし余計に恐怖感を煽るのだろう。と、シュゴーッ!を聞きながら眩しいけど思う。
ドリルとかもそうかもしれない。確かに音と振動の不快感は拭えないだろうが、もしこれが神経に当たったらどうなるだろう?という恐怖は歯の構造と自らの状態を知ることで拭えるはず。と、熱いの入りますよ~と言われながら思う。それ熱いの?歯につけたあと普通に指で押してない?
もしかしたら歯医者を嫌がるこどもにも今何をされてるか。を丁寧に理解してもらえたら大丈夫かもね。浅知恵だろうけど。
と犬夜叉を読みながら思う。このために来てる。
次?いつでも大丈夫ですよ。金曜の昼間?お願いしま~す。
アッシター。